ゆめのもりだより
節分👹
令和7年 1月のある日の昼下がり、ゆめのもり保育園に 大きな巻物が ころん と 落ちてきました。


広げてみると、それは 鬼からの手紙で、 こう 書いてありました。



それからしばらくした ある日のこと。
今度は お庭の木の枝に トラ柄の大きな 何かが…

ご近所さんの御洗濯物かな?取りに来るかしら? … 誰も来ません。どうしよう?


ちょっと、履いてみました。わあ、大きい!


お家の人達にも見てもらおうと、階段に飾ってみました。

鬼が来るかもしれない 2月まで、あと少し。
ゆめのもりの子ども達は、「おにが みているかもしれない」と、自分の行いを はっ!と振り返りながらの 日々でした。


鬼が苦手な物や 恵方巻きについても知り、豆まきの準備も整いました。

「もう、にがつ?」
ついに、2月 最初の 月曜日になりました。
…おや?あれは もしかして!!





小さな0.1歳児さん、びっくりして逃げ惑う子もいました。それでも
「おにはーそと!」の 豆まき、頑張りましたよ。
福の神さまの登場に、ほっとしているようでした。
こちらは2~5歳児さんの「節分の会」の様子です。
♪ひーやふうやの やまみちを とおってあるくははなこさん
やまのどては くーずれた あかおに3びきにげだした
はやくにげろやはなこさん♪ 門くぐりのわらべうた遊びで、皆が集まってきました。



これまで、鬼の苦手な物や恵方巻のことを学んできた子どもたち。
でも、節分ってなに?なんで2月なの?ということを、今日は少し詳しく話しました。
『”鬼”とは誰の心や体にも起こり得る、邪な気持ちや病気・怪我のこと。昔は今みたいに病院も薬もなかったから、皆が鬼を恐れていた。
その鬼は境目に出ると言われいる(黄昏時や逢魔が時=夕方)。だから冬から春への変わり目に、「鬼が来ませんように!皆が幸せで健康でいられますように!」って、豆まきをしたんだよ。』
「橋のこっちとあっちも違う世界。だから橋の向こうや下にも鬼が出るらしいよ」とも伝えると、モンスター好きの子達は「えっ?!」とびっくりです。
「柊鰯(焼い嗅がし)」恵方巻作りに使う「寿司酢」も、本物の香りを嗅いでもらいました。


寿司桶で、毛糸のご飯を混ぜて具をのせて、恵方巻の完成です。
恵方を向いて 静かに「もぐもぐ」。これで鬼が来ても 大丈夫・・・?


どんどん!どんどんどん!!・・・何やら音がしました。もしかして 鬼!?



やってくるなり赤鬼・黄鬼・青鬼が、おもちゃの取り合いを始めました。
プンプン、やだやだ、めんどくさい、もっとやっちゃえ!えーんえん・・・
鬼たちのケンカが止まりません。そうだ!
「おにさのるすに まめいって がーらがら!」炒り豆の音を強く鳴らして、
「おにはーそと!」豆まきも頑張りました。


「豆は嫌いーーっ!」鬼たち、逃げ帰ろうとします。
あ、待って!この大きなスカート、鬼さん達の?「そう!これは僕たちのお父さんの腹巻きなんだ。持って帰るね ありがとう。」

ふう、一安心。鈴を鳴らして場を清めました。すると、今度は優しい声が聞こえます。

福の神様です。



神様が「みんなの心の中の鬼も、いなくなりますように」と、甘納豆をくれました。

お昼に恵方巻、おやつには可愛い鬼ケーキを頂きました。







階段に飾った 鬼からの手紙・トラ柄スカート・鬼の苦手な物は 保護者の方々もみて下さりました。楽しそうな会話やスカートを親子で履いてみる姿もあり、ご家庭と園とで共に楽しめた節分になったかと思います。素敵な経験を、どうもありがとうございました!
船橋市 津田沼・前原の認可保育園

