ひだまり 船橋市 津田沼・前原の認可保育園ゆめのもり保育園

ゆめのもりだより

味噌作り

すっかりゆめのもり保育園の恒例行事となった、味噌作りの季節がやってきました。

味噌作りをするのに最適な時期は、1月下旬から2月にかけての寒い時期と言われています。
この時期に仕込みを行うと、10月から11月頃に食べ頃になります。
なぜ寒仕込みがいいかというと、冬から春、夏へと進むにつれて、発酵熟成が進み、さらに秋に気温が下がって落ち着いたら味噌になっているためです。

今年の講師も、もちろん近隣の仲川さんの奥様です。同じく近隣の脇田さんと藤田さんもお手伝いくださいました。

味噌作りを行うのは、もうすぐ最年長学年になる、4歳児くるみぐみさん。
来年度どんぐりぐみになった時に食べようね、と話すと、やる気もぐんぐん出てきて目を輝かせて取り組みました。

まずは仲川さんから話を聞きます。
実は味噌作りは、この日から始まったのではなく、2日前から始まっていたのです。

2日前に大豆を水洗いして汚れを落とし、たっぷりした水に一晩浸します。

水に浸した大豆は、水を含んでふっくら大きくなりました。

翌日には給食の先生にお願いして、コトコトコトコトと5~6時間、大豆が柔らかくなるまで煮てもらいました。

そして迎えた味噌作り当日!
みんなはエプロンと三角巾、そしてマスクを身に付け、仲川さんにご挨拶です。

まずは味噌の元となる、煮大豆を試食です。

「柔らかい!」「美味しい!」「いい匂い!」「あったかい!」等、本物に触れたからこその感想が出てきました。

味噌作りの手順としては…
①麹をほぐす。

②麹と塩を混ぜる(大人が作業)。
③茹でた大豆をビニールに入れて潰す。

④潰した大豆に、麹を入れてよく混ぜる。

⑤みんなが混ぜたものを、大きなビニールにまとめる。

⑥大きなビニールごと、仲川さんに力いっぱい混ぜていただく。

⑦混ざったものを空気を抜きながらボール状に丸める。
⑧そのボール状の味噌玉を、樽に叩きつけるように入れて空気を抜く。

⑨樽の表面を平らにして、塩を振る。

⑩ラップをしてから蓋を閉め、風呂敷に包んで冷暗所に置く。

子ども達からは「この豆が味噌になるの?」「どうやったら味噌になるの?」「なんか、きな粉の匂いがするね!」等、たくさんの言葉が出ていました。

大豆から味噌ができるということを知り、実際に体験することができた皆の顔は、とても輝いていて、生きた学びができたなぁと嬉しくなりました。

この味噌を昼食で食べる頃、作ってくれた皆は最上級クラスどんぐりぐみ!
じっくりじっくり成長する味噌のように、子ども達もたくさんの体験をしながら、じっくりじっくり成長していってくれることと思います。

今年も味噌作りのご指導をしてくださった仲川さん、お手伝いをしてくださった脇田さん・藤田さんに感謝致します。